§2 濃縮ウランをめぐる世界の動向
4フランスの新工場建設計画

フランスでは,ピエールラットに独自に開発したガス拡散法による軍事用濃縮工場が稼動しており,その能力は年間約400トンSWUといわれている。
 フランスはこの運転経験に基づき,現在ガス拡散法による多国間濃縮工場の建設を計画している。これによれば,まず,パイロットプラントを1971年に稼動させ,この運転成績をもとに,1973年までに年間5,000〜6,000トンSWUの分離作業能力をもつ濃縮工場の技術的経済的評価を行なうとしている。


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