§2 高速増殖炉の開発
3原型炉「もんじゆ」の設計

原型炉の目的は,設計,建設,運転の経験を通して,高速増殖発電炉の性能,信頼性,安全性を実証するとともに,将来の実用炉の段階における経済性の目安を得ることとし,併せて実用炉の段階でのわが国産業界の国際競争力を得ようとするものである。
 原型炉の設計については,昭和43年度に行なった予備設計によって基本概念を固め,44年度から45年度にかけて第1次設計を行ない,炉心およびプラントの主要パラメータの検討評価を行ない,原型炉のプラント全体の主要設計仕様を固めている。
 原型炉の第1次設計の段階3における設計主要目は,(第2-2表)に示すとおりである。


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