§4 研究施設の整備,国際協力等

  2プロジェクト管理,国際協力,技術情報の管理

動燃事業団では,プロジェクト管理について科学的管理手法の整備を図り,高速実験炉および新型転換炉原型炉については,プログラムエヴァルエーション&レヴューテクニーク・タイム(PERT・TIME)が完成し,本格的運用が開始されるはこびとなった。
 国際協力について動燃事業団は,前年度締結したナトリウム冷却高速増殖炉分野にかかわる米国原子力委員会およびフランス原子力庁との間の協力協定にもとづき緊密な協力をすすめた。また,原研と英国原子力公社とが行なっている液体金属冷却高速増殖炉の分野における協力協定に動燃事業団も参加すべく交渉がすすめられており,近く動燃事業団を含む新たな協定が締結される運びとなっている。
 技術情報の管理について,動燃事業団は,上記協定にもとづく海外からの情報をはじめ,国内の業務委託にかかわる情報等動力炉開発にかかわる技術情報の適切な収集および管理を一元的に行なっている。


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