§2 高速増殖炉の開発

   4炉物理研究

原研に設置されている高速臨界実験装置(FCA)を用いて,実験炉の模擬実験を行なうため,前年度まですすめられたウラン系燃料による実験にひきつづき,プルトニウム系燃料による実験を行なうためのプルトニウムの購入および加工,高速臨界実験装置(FCA施設)の改造等の諸準備がすすめられた。このような諸準備が整い,45年2月実験炉の部分模擬炉心が臨界に達し,ひきつづき実験が行なわれている。
 また,設計コードの開発のため,各核種の炉定数の設定,海外からの実験データの収集等が行なわれるとともに,共鳴吸収計算法,燃料度計算法等炉心解析法の研究がすすめられた。


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