§2 動力炉開発業務の基本方針および基本計画
2基本計画

動力炉開発の業務は,長期にわたり,かつ多額の資金を必要とするので,適当な段階ごとにそれまでの研究開発の評価検討を行ないつつ,その開発をすすめる必要がある。基本計画は,このそれぞれの段階における実施上の基本的事項を定めるものである。すなわち,基本計画において,研究開発については,設計研究,炉物理,燃料等各項目ごとに,当該期間の目標,研究のすすめ方の概要等を,また,実験炉,原型炉の建設については,出力規模等,原子炉の主要目,スケジュール,設置場所,建設終了後の使用等を一層具体的に定めることとしている。
 このうち,42年度から45年度までの第1次基本計画については,43年4月に決定されたが,その内容は付録II-5に示すとおりである。


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