§1 動力炉・核燃料開発事業団の発足
2業務

動燃事業団の業務は,設立の主目的である動力炉開発業務と原子燃料公社の業務をひきついだ核燃料に関する業務に大別することができる。
 動力炉開発業務については,高速増殖炉および新型転換炉について研究開発をすすめ,その成果を集約して原型炉を建設し,これら動力炉の実用化をすすめることとなっている。なお,本業務は,内閣総理大臣が定める動燃事業団の動力炉開発業務に関する基本方針および基本計画にしたがって行なうこととされている。
 一方,核燃料に関する業務については,動力炉開発と密接な関係にあるプルトニウム燃料の開発,使用済燃料の再処理および核原料物質の生産,保有,探鉱,採鉱,選鉱を行なうこととなっている。
 これらの業務をすすめるにあたっては,これを効率的に推進するため,内閣総理大臣の認可を受けた基準にしたがって,原研,民間等にその業務の一部を委託することができることになっている。


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