§1 国内における養成訓練
4その他の機関

雇用促進事業団の運営による茨城県総合職業訓練所の原子力工業科は,高校卒業以上の学力を有する者を対象に,原子力中級技術者養成を目的とし,37年度に開設された。同科には,ラジオアイソトープ利用,原子燃料製錬,原子炉運転の3コースが設けられており,その定員は30名,訓練期間は2年である。同科は,43年3月,第5回卒業生12名を出し,42年度までの卒業生の合計は,65名となった。
 また,民間においても,電力業界の要請で,43年3月,日本原子力発電(株)に東海研修所が開設され,原子力発電関係の技術者の養成が行なわれることとなった。


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