§6 調査団の派遣

42年度に原子力関係各機関から諸外国に派遣された調査団は次のとおりである。
(1)原子力発電立地調査団
 欧米諸国の原子力発電の立地問題について,調査を行なうため,42年4月から2カ月間,原産から16名が派遣された。
(2)カナダのウラン資源に関する調査団
 カナダのウラン鉱業,特に長期購入契約,開発輸入の問題を調査するため,42年8月から3カ月間,動燃事業団から4名が派遣された。
(3)中南米におけるウラン資源調査団
 中南米諸国,特にメキシコ,アルゼンチンおよびブラジルにおけるウラン資源調査のため,42年8月から2カ月間,動燃事業団から2名が派遣された。
(4)原子力施設環境問題漁業調査団
 海外諸国における放射性廃棄物の海洋への処理処分方式の実態を調査するため,42年10月,日本水産資源保存協会から14名が派遣された。
(5)原子力発電経済性調査団
 欧米諸国の原子力発電の経済性を調査し,あわせて,IAEAの原子力発電コストの国際比較および予測に関するシンポジウムに出席するため,42年10月,原産から17名が派遣された。
(6)欧米原子力事情視察団
 欧米の原子力開発状況を視察するため,42年10月から3カ月間,原産と新聞協会から5名が派遣された。
(7)ウラン鉱業調査団
 米国およびカナダのウラン鉱業事情を調査するため,42年10月から,2カ月間,原産から9名が派遣された。


目次へ          第1章 第1節へ