§4 二国間協力

 日米原子力協力協定にもとづき,核燃料および原子炉の安全性に関する技術研究協力が実施されているが,第4回日米核燃料専門家会議が,42年9月,米国で開催され,わが国より12名,米国より30名が参加した。
 また,日本原子力研究所(原研)高崎研究所は,米国原子力委員会ブルックヘブン研究所との間にエチレンの高重合および炉内放射線化学について研究協力を行なうこととし交渉を行なっていたが,43年4月,契約に調印した。
 さらに,原研高崎研究所は,フランス原子力公社との間に,両者間の協力協定にもとづき,放射線グラフト重合,固相重合等について共同研究を行ない,また派遣研究員の交換を行なっているが,42年9月には,パリで第4回連絡委員会が行なわれた。なお,本協定は40年5月から3年間の期限とされていたが,新たに,ウッドプラスチック等の研究課題を加え,43年5月,さらに3年間延長された。


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