第5章 核燃料
§8 使用済燃料の再処理

3 再処理工場の建設計画

 原子力委員会は,46年度完成を目途として再処理能力1日あたり0.7トンの再処理工場を建設することとし,40年度から公社に詳細設計に着手させることとした。このため,公社では,41年2月,フランスのサンゴバン・テクニック・ヌーベル社と第一次詳細設計の契約を締結した。
 41年度は,公社により,サンゴバン社から提出された基本設計(ファーム・デザイン・ベイスン)の検討,要員の訓練等が行なわれた。さらに,公社では,サンゴバン社に第2次詳細設計を行なわせることとし,このための契約を42年3月に締結した。
 これら詳細設計は,予算約13億円であり,43年12月,完了の予定である。


目次へ          第6章 第1節へ