第13章 原子力関係技術者の養成および原子力知識普及活動

§3 海外留学生の派遣

 原子力関係の海外留学生派遣の制度には,政府予算または政府斡旋による原子力留学生制度,国際原子力機関(IAEA)のフェローシップ制度がある。これらの制度による年度別海外留学生派遣状況は,付録IV-9に示とおりである。
 41年度の留学生を制度別にみると,原子力留学生制度によって,国公立機関から20名,民間企業から5名の留学生が派遣された。また,IAEAのフェローシップ制度により,民間企業から1名派遣された。
 これらの留学生を所属機関別にみると,国公立機関から20名,民間企業から6名が派遣され,29年度以来の海外留学生総数は645名となった。
 41年度における留学生26名を派遣先別にみると,アメリカに16名,フランスに3名,カナダに2名,イギリスに2名,ドイツ,ノルウェー,スウェーデンに各1名である。
 これらの制度により海外に派遣された者のほか,フランス政府の原子力給費制度による者,あるいは,民間企業等が研究あるいは技術習得のため海外に派遣した者などがある。


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