第13章 原子力関係技術者の養成および原子力知識普及活動

§1 原子力関係科学技術者の実態調査

 原子力開発利用を推進するためには,科学技術者の養成を適切に行なうことが不可欠の要件である。
 このため,現在,原子力の研究開発に従事している原子力関係科学技術者の実態を知り,今後の原子力開発利用に必要となる原子力関係科学技術者を養成するため,適切な養成計画をたて,養成訓練機関の整備拡充を行なう必要がある。このため,原子力局は,昭和41年7月,大学,国公立試験研究機関および民間企業についてその実態調査を行なった。
 同調査は,大学352,国公立試験研究機関51,民間企業331,合計734について行なわれた。回答数は570で,回答率は77.7%であった。
 集計結果によれば,原子力関係科学技術者の総数は,41年7月現在,民間企業2,778人,国公立試験研究機関1,797人および大学3,489人,合計8,064人となっている。
 原子力関係科学技術者の専門別構成は,理学関係40%,工学関係31%,農学関係7%,医学関係が13%となっている。
 これらの集計結果は,付録VI-4に示すとおりである。


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