３　IAEAのフェローシップ,技術援助および研究契約

　IAEAによるフェローシップは,41年度には46カ国314名に与えられた。
　このうち,わが国は主として東南アジア地域から13名の研修生を受け入れた。IAEAによる技術援助としては,わが国から,技術援助専門家1名をフィリッピンに派遣した。
　IAEAによる研究契約は,41年度には,新規契約が71件,契約更新が78件,合計149件,金額にして約62万ドルが決定された。そのうち,わが国には,新規2件,更新9件(そのうち2件はコストフリー)合計11件,金額にして4万970ドルの交付が決定された。IAEA研究契約は,約82%が後進国に交付されることになり,わが国も含めた先進国に対する交付は少なくなる傾向にある。なお,わが国が行なった研究契約は,食品照射および放射線の医学,農業,工業利用に関したものである。

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