第1章 総論

§9 原子力関係予算の規模

 41年度原子力関係予算は,現金129億円,国庫債務負担行為額25.9億円である。これを40年度予算と比較すると,現金額において10.6億円(9.0%)の増額となっている。
 41年度予算における主なものには,原研における材料試験炉の建設,高速増殖炉に関する研究開発,公社における使用済燃料再処理施設の設計,プルトニウム燃料の開発,理化学研究所におけるサイクロトロンの建設,さらに,東海地区原子力地帯整備などがあげられる。
 41年度末の定員は,科学技術庁原子力局および水戸原子力事務所157名(1名増),原研2,009名(130名増),公社692名(35名増),事業団68名,放医研401名(5名増)で,合計3,327名である。これを40年度末と比較すると,171名の増加となっている。


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