§3 材 料

4.構造材

 圧力容器用鋼の中性子照射の影響に関して,社団法人日本鉄鋼協会は,38年度にひきつづいて,原子力平和利用研究費補助金により,国産圧力容器用鋼の約25センチメートル厚の母材および溶接部から,切り出した試料をベルギーにある材料試験炉BR-2に送り照射試験を実施中である。これは,衝撃遷移温度や引張強度の機械的性質の変化についての検討を行ない,国産圧力容器用鋼材の確性試験を行なうためである。
 また,運輸省船舶技術研究所においては,38年度にひきつづいて,原子炉容器用厚板の脆性破壊に関し,4000トン・テストリグを用いて圧力容器用クローム―マンガン鋼およびその溶接部の脆性破壊試験を継続するほか,ニッケル―クローム―モリブデン系高張力鋼およびその溶接部の脆性破壊試験を39年度から開始した。


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