第3章 研究炉
§2 研究炉の整備状況

4.日立研究炉

 この研究炉は濃縮ウラン軽水プール付タンク型で,36年12月に臨界に達し,37年6月に,全出力100キロワットの連続運転に入った。37年8月に(株)日立製作所から(株)東京原子力産業研究所に譲り渡された。この炉の建設は,原子炉の組立てはもちろんのこと,燃料の成型加工にいたるまですべて国産技術によってなされた。現在,東京原子力産業会議加盟会社からの受託研究のために利用されている。


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