第3章 原子炉
§5 臨界実験装置

5−3 軽水臨界実験装置

 原子力研究所では沸騰水型軽水臨果実験装置により,JPDRの運転開始に必要な諸特性の測定,軽水減速系における種々の炉物理測定を行ない,動力試験炉の運転に必要なデータを得るとともに,軽水型原子炉の開発のための研究を行なうことを目的として,35年7月から同実験装置の建設を行なっていたが,36年度中に建屋および諸設備はほぼ建設を完了した。37年度には,機器の据付け,試験等が行なわれ,夏頃には臨界に達することとなっている。
 なお,本装置に使用する燃料の使用許可は36年9月に与えられた。建設者はGEJ社である,


目次へ          第3章 第5節(4)へ