第1章 総論
§2 国内の動き

2−3 放射線化学中央研究所

 総額約43億円にのぼる放射線化学中央研究所の構想がいよいよ具体化し,日本原子力研究所の一部門として37年度から発足することとなった。これは,放射線化学の中間規模試験,放射線工学および線源の開発を行なうとともに,大施設で行なうに適当な基礎研究もあわせ行なうものであり,関係諸機関との密接な協力態勢のもとに,放射線利用の大規模実用化の方向づけが行なわれることとなる。


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