第10章 科学技術者の養成
§3 国内における養成

3−4 大 学

 31年度に東京工業大学と京都大学にはじめて原子力関係の講座が設置されて以来,講座の新設増設,原子力専攻学部学科および大学院課程の設置等,大学関係の養成訓練体制も拡充されてきた。
 37年4月現在の国立大学の原子力専攻学部学科の設置状況は,4大学定員146人,修士課程は5大学78人,博士課程は5大学39人である。私立大第10-5表 国内研修機関概要(37年5月末現在)学では,原子力専攻学科が2大学90人,修士課程が1大学8人,博士課程が1大学4人である。37年度までに設置された国立大学および私立大学の原子力関係の大学院,学科,講座部門の設置詳細を第10-6表に掲げる。

 このほかには,大学関係者が,原子力研究所の原子炉を共同利用するための経費が,37年度には約2,900万円計上された。なお,京都大学研究用原子炉,名古屋大学プラズマ研究所および東京大学原子核研究所については,それぞれ,第3章「原子炉」第8章「その他の研究開発」の項に述ベてある。


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