第1章 原子力のあゆみ
§2 34年度におけるおもな発展

2−10 日加原子力協定の成立

 わが国はすでに米国および英国との間に原子力平和利用に関する一般協定を結び,これらの国から原子力関係情報のみならず,原子炉技術および原子炉の運転に必要な核燃料の供給を受ける道を開いているが,34年7月にはさらに世界有数のウラン生産国であるカナダとの間に原子力協定を結び,この協定は35年6月国会の承認を受けて正式に発効した。このような米,英,加の3国との間の原子力協定の成立によって,当面わが国に建設さるべき原子炉および核燃料の入手は円滑に行なわれるものと期待されている。


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