第10章 放射線障害防止および廃棄物処理
§2 障害防止

2−1 放射線障害防止法の実施

 昭和33年4月に「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」が実施された。(この法律は35年5月2日改正公布された)これによると34年度の放射性同位元素の使用許可申請は公立病院11,私立病院12,大学関係37,国公立研究機関11,会社(研究所)13,会社(工場)45,計131件であった。また放射線取扱主任者の国家試験は34年4月および9月に行なわれ,それぞれ応募者529名中217名および696名中124名の合格者があった。この他認定によって資格を与えられたものは申請者177名中90名であった。これで放射線取扱主任者は昭和34年度末現在で総計925名となった。


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