第5章 原子炉用材料の開発
§5炭酸ガス

コールダーホール型発電用原子炉の冷却材としての高純度の炭酸ガス(純度99.90%以上)の国産化を目的として33 年度から炭酸ガスの精製研究が始められた。すなわち吸収分解法による炭酸ガス製造工程の諸条件を追求するた め,製品ガス純度に最も大きい影響を与える吸収分解工程のモデルプラントを設計製作し,炭酸アルカリ吸収液に よる炭酸ガスの精製試験を実施している。
 この研究は分解塔の中段から炭酸ガスを抽出し,所期の目的を達しようとするものである。


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